皆さん、こんにちは。 鹿児島県出水市昭和町にある、村岡歯科医院です。 現代人は、食生活の影響もあって「噛む」回数が少ないといえます。 噛むと唾液の分泌が増えますが、唾液のパワーでお口の中の細菌を減らすことができるので、唾液をたくさん出すことは非常に大切です。
1日に分泌される唾液の量は、約1.5リットルにも及びます。 細菌を減らし、初期のむし歯を修復し、口臭を予防するなど、唾液はお口の環境の改善のために多大なパワーを発揮します。 口呼吸や過剰なストレスがかかるとドライマウスの状態になり、唾液の量が減ります。 鼻でしっかり呼吸をして、たくさん酸素を採り入れ、なるべくストレスを溜めない生活を心がけることが、お口の健康維持にもつながります。
むし歯は自然に治りません。しかしながら、ほんの初期のむし歯なら、歯の再石灰化作用で修復されることがあるのです。 歯は、食事をするたびに表面のエナメル質が溶け出す仕組み。唾液に含まれるカルシウムイオンなどのミネラルと結びついて再石灰化が行われ、歯の表面が修復されます。 そのため、質の良い唾液をたっぷりと分泌させると歯を丈夫にすることができるのです。
加齢によっても唾液の分泌量が減る傾向にあります。 日常的に、自分で耳の下や顎の下にある唾液腺をマッサージする習慣をつけてみましょう。 よく噛んで食べる、水分を意識して補給するといった心掛けも大切です。 口呼吸にならないよう、鼻での呼吸を徹底し、お口の中が乾かないように注意してください。 唾液を増やす食品には、梅干しやレモンなどの酸っぱいもの、スルメやガムのようによく噛む必要があるもの、また、昆布に含まれるアルギン酸や、納豆に含まれるポリグルタミン酸も唾液の分泌促進に有効といわれています。
村岡歯科医院では、唾液パワーによる歯の強化を助ける「フッ素塗布」などの予防処置を行っています。 厚生労働省をはじめ、世界的にも推奨されるむし歯予防の方法です。 お子さまだけでなく、大人にもおすすめですから、ご希望の方は村岡歯科医院にご来院ください。