予防・メンテナンス

予防・メンテナンスの重要性

予防・メンテナンスの重要性

お口は、体全体の健康を支える重要な器官です。
食べ物を取り込み、栄養を吸収する最初のステップであるため、「健康の要」とも言えます。

しかし、むし歯や歯周病を引き起こす細菌が口内に存在し、これらが全身の健康に悪影響を及ぼすことがあります。
例えば、むし歯や歯周病の原因菌が誤嚥によって肺に入り込むと、誤嚥性肺炎を引き起こす危険性があります。

さらに、歯周病菌が傷ついた歯ぐきから血流に入り込み、全身を巡ることで、脳梗塞、心筋梗塞、糖尿病、認知症、早産など、命に関わる全身疾患を引き起こす可能性があることが、近年の研究で明らかになっています。
したがって、むし歯や歯周病の予防は、「命を守ること」に直結する非常に重要な行為なのです。

当院の予防ケア

クリーニングでむし歯・歯周病予防

クリーニングでむし歯・歯周病予防

むし歯と歯周病の最大の原因は、歯垢や歯石に含まれる細菌です。
しかし、家庭での歯磨きだけでは、これらの細菌を完全に除去することは難しいのが現実です。
研究によると、通常の歯磨きでは約40%の歯垢が残り、さらにフロスや歯間ブラシを使っても約10%の歯垢が除去されずに残ると言われています。

この残った歯垢が固まって歯石となり、歯ブラシでは取り除けなくなってしまいます。
そのため、3ヶ月から半年に一度は定期検診を受け、プロによるクリーニングを受けることをおすすめします。

当院では、定期的なクリーニングで歯垢や歯石をしっかりと除去し、むし歯や歯周病のリスクを低減します。

食生活などのライフスタイルのチェック

むし歯の原因には、「むし歯や歯周病の菌」「過剰な糖分」「歯の質」という3つの要因があり、これらが揃って4時間以上経過するとむし歯が発生します。
特に、むし歯菌は糖分を好みますので、甘いものを過剰に摂取すると、むし歯の原因となる酸が大量に生成されます。

また、ダラダラと長時間食べ続けることは、食べかすが常に口の中に残り、口内が酸性の状態が続いて歯が溶けやすくなります。
そのため、以下の点に注意することが重要です。

  • 砂糖の入ったお菓子やジュースの過剰摂取を避けること
  • キシリトールなど、むし歯菌のエサとならない甘味料を使用したお菓子を選ぶこと
  • 食事やおやつの時間と量をしっかりと決めること

歯磨きのアドバイス

歯磨きのアドバイス

当院では、歯科衛生士が一人ひとりの患者様に合わせた歯磨きのアドバイスを行っています。
例えば、使用する歯ブラシや補助清掃用具(フロスや歯間ブラシなど)の選び方、そして個々の磨き方の癖に応じた歯ブラシの持ち方や角度、磨き残しが多い部分のブラシの当て方など、細かいポイントまで丁寧に指導いたします。

さらに、歯と歯のすき間や歯と歯ぐきの境目の歯垢を効果的に除去するためのデンタルフロスや歯間ブラシ、タフトブラシの使い方も、詳しくご説明いたします。

正しい歯磨き習慣を身につけることで、むし歯や歯周病の予防効果を高めることができます。

子どものころから予防・メンテナンスを欠かさず行おう

赤ちゃんは、離乳食が始まる頃に親や周りの大人からむし歯菌をもらって感染することが多いです。
これを防ぐために、大人とは食器や箸を分けるなどして、むし歯菌の感染を防ぐ工夫が必要です。

また、歯が生え始める生後6ヶ月頃からは、歯科医院でのケアをスタートすることをおすすめします。
乳歯は永久歯に比べて歯質が柔らかく、表面に小さな穴が多いため、むし歯になりやすいのが特徴です。
一度むし歯になると、進行が早く、放置すると次に生えてくる永久歯にも悪影響を及ぼす可能性があります。
「乳歯だからいずれ生え変わる」と思わず、乳歯のうちからむし歯予防や早期治療に取り組むことが大切です。

当院では、お子様が乳歯のうちからむし歯予防に取り組み、早期治療を行うことで、ご家族が一生涯にわたって健康なお口を保つサポートをしています。
お子様の歯の健康を守るため、予防・メンテナンスを欠かさず行いましょう。

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